DUCT Design LLC.

「トレンドとニーズをつなげる」という企業理念のもと、二つの円を配置し、ベン図のように重なる形状を採用。その間にグラデーションカラーを採用することで、多様なアイデア・多彩なデザインを提供できるというメッセージを込めた。また、モノクロ印刷やアイコン使用にも対応できるよう、単色のアイコンロゴも併せて制作した。

タイプフェイスにはDINを採用し、デザイン性と堅牢感を同時に表現。文字詰を行いタイポグラフィとしての完成度を高めた。ロゴと中心揃えにすると文字形の関係上中心揃えに見えないため、あえて少しずらして最適な位置に調整した。

代表の山根氏が色彩心理学を用いたデザインを得意としているため、その特徴を反映し、危険色である赤・警告色である黄・安全色である緑をモチーフに複数の色をグラデーション状に使用したデザインを制作した。

「名刺をついつい財布にしまってしまう」「名刺入れを持っていない相手にもスムーズに名刺が受け渡せるように」といった背景から、キャッシュカードやポイントカードと同じカードサイズ（86mm × 54mm）にて制作。350g/㎡の紙を選択することでしっかりとした厚みを出し、ひとまわり小さくても堅牢で安心感のある制作物へと仕上げた。

「サイバーパンクのようなカオス感」というご要望のキーワードから、雑多なフォントでキーワードが並ぶデザインを着想。最終的に「TREND」「NEEDS」という文字が浮かび上がるアニメーションにすることで、“世に溢れる情報の中からトレンドとニーズを拾い上げてデザインに反映させる”というプロセスを表現した。

黄金比を用いたグラフィックと、左・右・中央揃えが混在するデザインを制作し、雑誌の一面のように、柔軟で目を引くデザインを制作した。

Webサイトには英文部分にDIN、和文部分にヒラギノ角ゴを採用した。名刺や契約書等の資料にはA1ゴシックを採用し、シャープな印象から少し柔らかみのあるトーンへと展開した。